皆さんは時間単価という概念をご存知ですか?
時間単価とは、1時間の労働で得られる金銭のことです。
簡単に言えば、時給ですね。
アルバイトであれば、時給○○円!と募集のポスターが貼ってありますが、まさしくそれです。
一方、正社員は多くが月収○○万円~という表記になっており、自分で計算しなければ時給はわかりません。
そこで重要なのが時間単価の考えです。
時間単価を知り、意識していけば、年収も上がると言っても過言ではありません。
ひと昔前は”沢山働いて収入を増やす”という考えが蔓延っていました。
しかし、現代では、短時間でいかに効率良く稼ぐかにシフトしています。
つまり、時間単価を極限まで高め、労働時間を最大限減らすということです。
極端な例でいれば、時給1億円まで達すれば、1日働いて後は遊んで暮らせますよね。
とはいえ、いきなり時間単価を1億にするなんて現実的ではありません。
今回は、時間単価について説明しつつ、どうすれば、時間単価を高められるかについて言及していきます。
時間単価を知れば、自分自身の価値を把握できます。また、時間単価に応じて、生活を変えていけば有意義に人生を歩む手助けになること間違いなし!
時間単価の計算方法
時間単価は正確に言えば時給ではありません。
労働に関わる全ての時間を計算に入れるからです。
例えば、時給1,200円で5時間働ければ、6,000円もらえますよね。
バイトに行く際、往復1時間かかっていたらどうでしょう。
合計6時間で6,000円=1時間あたり1,000円
この考えが時間単価です。
正社員を例に計算してみます。
残業なし 平日毎日8時間労働 月収30万円の場合(20日働いた仮定)
毎日通勤に往復2時間使用。
300,000÷(160+40)=1,500円
30万円と聞くと、結構時間単価も高そうなイメージですが、たったの1,500円です。
通勤時間が往復30分まで短縮できれば1,765円まで上昇。
しかし、アルバイトと大差ないとショックを受ける方もいるかもしれません。
では、時間単価を上げるためには何をすればいいのか。
それは、たった一つある簡単なことをするだけ・・・
時間単価が自分より低い人に仕事は委託する。
時給単価1,500円の人が1日2時間家事をするとします。
これを家事代行サービスで時給1,000円で委託したらどうなるでしょう。
その時間自分が働いたとすれば、+1,000円の利益です。
時給1,000円の人が出来る家事を自分でやれば、-1,000円の赤字とも考えられます。
要は時間単価が自分より低い人に作業を委託し、自分は他の作業に専念すればよい。
自分の時間単価が増えるほど、自分が簡単な家事や手続きをやると損するのです。
経済学者で有名なリカードも同じように、単価で考えれば、より効率的な生産が可能と立証しています。
お金持ちが、必ずと言っていいほど家事代行がいるのも、同じ理由でしょう。
委託における主なメリットは2つ。
1.時間が増える
2.ストレス軽減
時間が増えれば、本を読んだり、旅行をしたり自己投資が可能。
ゆとりが出来る分、ストレス軽減にもつながり新たな発想へつながることもしばしば。
結果として、昇格や新ビジネスの立ち上げなどで時給単価を高めることができ、繰り返せば悠々自適な生活が出来るのです。
まずは、自分の時間単価を計算し、代行できるものがあれば、少しずつ代行してみましょう。時間を有意義に活用し、時間単価が上がっていくはずです。
時間単価が上がらなければ未来はない
労働時間を増やせば、収入はあがります。
しかし、時間単価(時給)が上がらなければ、限界も見えるのが現実。
だからこそ、時間単価を意識し、自己投資をしつつ、極限まで自分の価値を高めていきましょう。
時間単価が今の倍になれば、半分の労働時間で済むことを念頭に置いて。