楽して大金持ちになる唯一の方法ともいえる宝くじ。
実際に高額当選を果たし、文字通り大金持ちになった人も存在します。
しかし、殆どの人が、買った分戻ってこないのも事実。
にも関わらず、どうして買ってしまうのでしょうか。
そこには、心理学という魔法がかかっていたのです。
気になる宝くじの疑問について、一緒に見ていきましょう。
宝くじを買うほど貧乏になる。
宝くじの期待値は45-50%程度です。
1枚300円の宝くじを買うと、約150円になるということです。
「んん?それってマイナスじゃ」って気が付いた方鋭い!
実は、宝くじは買うだけ損します。
そもそも宝くじの団体は、利益を出さないと運営出来ませんよね。
その利益は、「宝くじから来ている=買う人は損をする」
にも関わらず、多くの人は、「夢が当たる」、「仕事をしなくてもいい」などの甘い言葉につられ買ってしまうのです。
購入すればするほど、夢から遠ざかり貧乏になるとも知らずに・・・
どれだけ1等が非現実的かというと、
1年間に車で事故死を2回起こすよりも低い確率です。
まず、当たらないと思ったほうが良いでしょう。
最近は、インターネットの普及ととも、宝くじは損するだけと認知が広まっています。
そのせいか、10年ほど前に売り上げが1.1兆あったのが、去年は8,000億円を下回り、売り上げ激減と言わざるをえない状況です。
とは言え、年間一人当たり36枚も買っている計算※になるので、まだまだ売れていますね。
※宝くじ1枚300円、労働年齢人口7,500万円全員が均等に買う前提で試算。
追加で話をすると、期待値50%というのは、ギャンブルの類で最も低く、競馬、ボートレースでさえ、70%以上あります(赤字には変わりないですが・・・)
競馬は馬の状態、得意なコースを見て、少しは期待値を変えることができます。
しかし、宝くじは、神社で祈ろうが、買う場所を変えようが、期待値は変わりません。
そんな宝くじがなぜ、いまだに買われ続けるのでしょうか。
なぜ人は宝くじを買うのか。
答えの”一つに夢を買う”があります。
具体的な例を出すと、
・世界一周旅行にいきたい。
・1億円あてて仕事をやめたい。
・ラスベガスにいって豪遊したい。
こんな感じです。一度は誰しもが、妄想はしたことがあるはず。
最近のCMでも、3億円あったら1,000万円の車が30台も買えるなどと謳っているのを目にしますね。
現実逃避とも言いますが、要は当たったらあんなこと、こんなこと、したいなと思って買う人です。
実は、宝くじを買ってしまう理由はもう一つあるんです・・・!!!
答えは行動心理学に隠されています。
人間は、とても小さな確率だと、現実よりも過大評価をする傾向があります。
行動経済学ではこれを「確率加重関数」と呼んでいます。
たとえば飛行機は、統計的には車より、はるかに安全なのに、多くの人が怖いと思っています。それは「実際の事故確率よりはるかに高く感じているから」が原因。
この現象を存分に利用したものが、ずばり宝くじ。
1等が当たる確率を極端に低くすることで、実際よりも確率が高いと誤認します。
ギャンブル性の高い商品は、あえて確率を低くすることで、確率以上の過大評価をさせているのです。
最後に
ここまで見れくれたあなたなら、既に宝くじは、買ってはいけないモノだとわかったはず。
お金で手に入る夢なら、コツコツ節約・節税を重ねて、貯めていけばいいんです。
最初は難しいかもしれません、時には挫折することもあります。
しかし、地道な積み重ねが、大金を呼び込むのは事実。
当サイトでは、節税・節約などお金の貯め方について、沢山の記事をあげているのでぜひ見ていってください。
一緒にコツコツ頑張れば、宝くじで買える夢が自分の手で手に入るかもしれません。